顧客概要
- 企業名:S株式会社
- 代表者:H様(50代・女性)
- 所在地:神奈川県海老名市
- 従業員数:7名
- 事業内容:電気工事業
ご依頼の経緯
S株式会社様は、長年電気工事業を営んでいましたが、元請会社から「建設業許可がないと仕事を発注できない」と指摘されました。
また、電気工事業は登録電気工事業と建設業許可の両方が関係するため、制度がややこしく「許可取得が難しそうだ」と感じていました。そこで、顧問税理士に相談したところ、建設業許可に強い行政書士としてあやなみ行政書士事務所を紹介され、ご依頼いただきました。
担当者のコメント
1. 第二種電気工事士+実務経験3年での申請が困難に
当初は、代表者H様の「第二種電気工事士」と「実務経験3年」の要件で建設業許可申請を進める予定でした。しかし、実務経験の証明が難しく、この方法では許可取得が困難であることが判明しました。
2. 第一種電気工事士の資格を持つ経管候補者を活用
S株式会社様には、「第一種電気工事士」の資格を持つ方が在籍していることが分かりました。この方は以前、建設業許可を持つ会社の代表を務めていたため、「経営業務管理責任者」の要件も満たせるという状況でした。
しかし、この方は現在会社の代表であり、そのままではS株式会社で「常勤の専任技術者・経営業務管理責任者」として登録できません。そこで、この方の会社の代表者を別の親族に変更し、S株式会社の常勤社員として雇用する方法を提案しました。
3. 会社代表者の変更手続きをサポート
この方法を実現するためには、元の会社で新しい代表者を選任し、現在の代表者を非常勤にする必要がありました。
しかし、新しい代表者を選ぶことが難しく、慎重に話し合いを進める必要がありました。
そこで、代表者の親族の中で最も適任な方を選び、会社の経営に関する説明や手続きをサポートし、スムーズに役員変更を完了させました。
その結果
- 無事に建設業許可を取得!
- 第一種電気工事士を活用し、スムーズに要件をクリア!
- 元請会社からの仕事を継続して受注できる環境が整った!
複雑な条件が絡む申請でしたが、慎重に手続きを進めたことで、無事に許可を取得することができました。
お客様のメッセージ
「第二種電気工事士による電気工事の建設業許可はややこしいと聞いていたが、本当に大変でびっくりした。運よく第一種電気工事士がいてよかった。いろいろアドバイスいただいて助かりました。」
まとめ:電気工事業の建設業許可をスムーズに取得するポイント
- 実務経験証明が難しい場合は、第一種電気工事士の資格者を活用するのが有効
- 経営業務管理責任者の要件を満たせる人がいるか、社内や周囲で確認する
- 建設業許可専門の行政書士に相談し、適切な方法で許可取得を進める
神奈川県海老名市で電気工事業の建設業許可申請をお考えの方は、ぜひあやなみ行政書士事務所にご相談ください! 実務経験の証明が難しいケースでも、最適な解決策をご提案し、スムーズな許可取得をサポートします。